不動産業者は投資家ではない

 
以前に、とても良さそうな物件があったので
仲介業者である不動産業者へ足を運びました。
 
 
 
賃貸中のため中を見ることはできませんでしたが、
物件の概要書をみながら、現地を一緒に見に行き説明を受けました。
 
 
 
条件面でも指値が通れば納得できるものでしたから
具体的に買付申込を進めようと話をしていると、
 
 
 
担当の方から
 
 
「ご出身はどちらですか?」
「今回は居住用ですか?投資用ですか?」
 
 
と色々と世間話を交えながら
質問が飛んできました。
 
 
 
それ自体はよくある話で、
フレンドリーな方だな〜と思っていたのですが
 
 
 
突然、話が急展開し、
 
 
「実は、今回の物件の斜め向かいにある
こちらの物件ですが、3,200万で売りに出ていますが
特別に3,100万に値下げできますが、いかがですか?
○○小学校も近く、今後値上がりが期待できますよ」
 
 
 
と切り出してきました笑
 
 
 
まあ、営業といえば営業なのですが、
 
 
物件資料をみながら
謄本でその物件の所有者欄をみると
先ほど名刺をもらった担当者の名前が載っていました。
 
 
 
(なるほど〜、自分の物件を売りつけようとしているのか)
 
 
 
気づいた僕はその話は切り上げて、
 
「(今回の)物件の売主さんから返事がきたら連絡お願いします」
 
といって後にしました。
 
 
 
結果的に、
狙っていた物件も条件面で折り合いがつかず
見送ることとなりましたが、
 
 
 
今回のような不動産業者からは
購入はしないと決めました。
 
 
 
不動産の販売業者というものは
良い物件でもそうでない物件でも
売ってしまえば手数料が入ってくるので、
 
 
 
逆に言えば売らなければ手数料が入らないので
イマイチな物件でも売ってきます。
 
 
 
もちろん良心的な業者さんもいて
親身になって相談に乗ってくれる人もいますが、
 
 
 
今回のように顧客が買いたい物件とすり替えて
売りたい物件を売ってくるような業者もいます。
 
 
 
しかも自分の所有物件であるものを
売って利益を得ようとしているのが
見え見えでしたので、
 
 
 
大きな取引となる不動産の仲介を
今後お願いしようとは思わないわけです。
 
 
 
投資というものは
利益は売る時でなく、買う時に生まれます。
 
 
 
買った時から自分に利益が生まれるように
計算して買うわけですから、
 
 
 
値上がりが期待できますよ、
といって売ってくる物件を買うのは
投資ではなくそれはギャンブルです。
 
 
 
もちろん事前に買う時よりも
高い値段で売れることがわかっていれば
それはいいのですが。
 
 
 
今回の業者さんは自分の物件を売るために
僕にあれこれセールスしてくれたわけですが、
 
 
 
それは僕の利益を考えてくれたのではなく、
自分の利益になるからです。
 
 
 
投資やビジネスにおいては、
知識がないと勝つことができません。
 
 
 
知識をつけるか、知識や経験のある人から
アドバイスをもらうことをオススメします。
 
 
 
そして、誰にアドバイスをもらうかは
その人が何をしている人か確かめましょう。
 
 
 
不動産業者の多くは投資家ではなく、
不動産業者が言うことを鵜呑みにして
意思決定することはとても危険な状態です。
 
 
 
彼らは、
不動産取引を成約させることで手数料を得ています。
 
 
 
あなたが儲かるかどうかを考えているのではなく
物件が売れるかどうかを考えているわけです。
(繰り返しますが、そんな業者ばかりではありません)
 
 
 
投資もビジネスも全ては自己責任です。
 
 
 
成功のために失敗や経験は必要ですが、
それが取り返しのつかない大きなものに
ならないように注意を払いましょう。
 
 
 
適切な人に専門的なアドバイスを求めるか、
あなた自身が知識をつけることも大切です。
 
 
 
「成功するために必要なことは、学び続けること」
 
 
です!
 
 
 
P.S.
 
僕自身も初めての不動産投資で、
失敗した経験があります。
 
 
そのお話はまた明日ご紹介します。