手付金をだましとられました、、、

 
僕が初めて不動産投資に取り組んだ際に、
失敗したお話です。
 
 
 
当時、初心者であるにもかかわらず
完全に独学で不動産投資を実践していた頃ですが、
ある分譲マンションが売りに出ている情報を見つけました。
 
 
 
全4世帯の比較的小さな中古マンションで、
その最上階のお部屋が価格800万。
 
 
 
賃貸中で購入時からすぐに家賃収入が入る
オーナーチェンジ物件というやつです。
 
 
 
仲介管理する不動産業者へ行き、
物件概要や詳細を聞きました。
 
 
 
簡潔ですが情報としては、
物件近くには繁華街や小・中学校もあります。
 
 
 
実際に住んでいる入居者には
小学2年生と4年生のお子様がいて、
小学校もしくは中学校卒業まで
住んでくれる可能性が高そうです。
 
 
 
ある程度安定して家賃収入を
受け取れそうだと判断していました。
 
 
 
「うんうん、確かに良さそう」
 
 
 
と、前向きに検討している僕に、
不動産業者の担当者は
 
 
 
「実は、他にも購入したいと言っている人が
いるんですよ。購入するなら早いほうがいいですよ」
 
 
と、催促をしてきました。
 
 
 
もうほぼ8割がた購入を決めていた当時の僕は、
 
「そうですか、じゃあ申込をします」
 
と、買付申込書を記入しました。
 
 
 
買付申込をした順番に優先される
ということだけは知識として知っていたので、
 
 
 
(せっかく良い物件を見つけたのにとられたくない)
という焦りから、申込をしたのです。
 
 
 
すると、
「では購入意思として手付金を20万いただきます」
と言われました。
 
 
 
当時は、手付金を支払う必要が
あることは知っていましたが、
手付金を支払うタイミングまでは
頭に入っていませんでした。
 
 
 
不動産取引における手付金とは、
「契約時」に支払うもので、「申込時」ではありません。
 
 
 
あとでわかったのですが、申込時に支払うものは
「申込金(証拠金)」といわれるもので、
不動産業者独自のルールのようです。
※申込金に法的な根拠やルールはない
 
 
 
「売主さんに物件を購入する意思を伝えるためにも
必要なものなんです」
 
 
 
と言われたので「わかりました」と
20万円を支払いました。
 
 
 
実は、
申込時に1点気になることがあったのが
この物件は4世帯に1つの
水道メーターしかついていなくて、
水道料金の総額を4世帯で均等に
支払っているということでした。
 
 
 
ということは、今回購入する物件の入居者が
あまり水道を使っていなくても、
他の世帯が大量に水道を使用した場合は
その負担も入居者にのしかかってくるわけです。
 
 
 
将来的に新規の入居者を募集しようとした場合に、
この状況は嫌がられるのではないかと質問しました。
 
 
 
すると担当者は、
 
「実は今、世帯全員の同意を得た上で
水道親メーターから子メーターへ分岐させて、
それぞれの世帯独自に計量できるように工事する予定です」
 
と、説明しました。
 
 
 
なるほど、それならば一般的なマンションと
同様なのでこの点は不安材料が解消されます。
 
 
 
「では、その水道メーター分岐工事を条件に
お願いします」といって、その日は帰りました。
 
 
 
水道メーター分岐工事を条件にしたのは、
工事が終わっていないと、
その工事代金は4世帯で負担することになるため、
購入後に工事されるとこちらが負担する可能性があるからです。
 
 
 
それから1ヶ月経っても不動産業者から
連絡が来ることはありませんでした。
 
 
 
こちらから進捗の連絡をすると、
「いま、残り1世帯の同意書待ちで
あと2週間くらいではご連絡できると思います」
という回答でした。
 
 
 
しかし、それからもう1ヶ月経っても連絡はなく
申込から約3ヶ月経とうかとしている時に、
 
 
 
「実は、水道メーター工事は難航しています。
若干の値下げをしますので、このまま契約をいただけませんか?」
 
 
との連絡がありました。
 
 
 
僕はもうこの物件を購入することに
不安を覚えていたので、
 
 
 
「いえ、それならば結構です。今回は見送ります」
 
と、お伝えしました。
 
 
 
すると、、、
 
 
 
 
 
少し長くなりましたので、
続きはまた明日ご紹介します。
 
 
 
P.S.
 
僕も初めての不動産投資とはいえ、
意識が甘かったと痛感しています。。。
 
この経験ストーリーについては、
2部作となり明日完結します笑