それでは現状維持すらできていない

今の実力や、
現状のポジションを保つことができればいい
という状況にいる人も多いかもしれません。
 
 
 
最近の若い人はあまり欲がなく
「さとり世代」なんて呼ばれて
安定を求めすぎる傾向にあると
いわれています。
 
 
 
上を目指してガシガシと頑張るよりも、
ただ今の安定を優先させて、
心地よい現状を維持したいというのも
仕方のないことかもしれません。
 
 
 
ただし、現状維持とは
 
「このままでいい」
「変わらなければそれでいい」
 
といって何もしないことだと
思っている人がいますが
これは大きな間違いです。
 
 
 
 
例えば、
あなたの周りにいる人が
急激に成長を続けている場合には、
何もしないで現状維持を願っているあなたは、
相対的に見て退化していっているといえます。
 
 
 
あなたの実力が100として、
まわりには150のすごい人もいれば
50とか70程度の人もいるでしょう。
 
 
 
あなたが100のままでも
150の人が→200へ
50の人が→90へ
70の人が→100へ
 
 
 
といった成長を続けているなら、
あなたは現状維持どころか
うかうかしていられる状況ではありません。
 
 
 
 
2000年以降の日本のGDPは
ほぼ横ばいで推移していますが、
主要な各国は軒並み成長を続けています。
 
 
 
この状況で日本は現状を維持していると
いえるでしょうか?
 
 
 
もちろん政府も課題として
「『現状のまま推移した場合』の予測を変えていく努力が求められる」
としています。
 
 
 
現状維持とは、
「現状を維持する努力」を続けるが必要があるいうことです。
 
 
 
まわりが成長している場合には
自分が何もせずに横ばいの状態を続けても
現状維持ができているとはいえません。
 
 
 
現状維持を望むのであれば、
少なくともまわりがしている努力と
同程度の努力をしなくてはならないのです。
 
 
 
努力するなんていやだなあ、、
なんて思われるかもしれませんが、
 
 
 
何か新しいことを始めなくても、
今あなたが継続できている努力があれば
その回数を増やすだけでもいいのです。
 
 
 
10回やっていたものを
11回やるとか
12回やるとか。
 
 
 
それだけでも現状を維持するための
努力へと繋がります。
 
 
 
その現状維持のなかで
努力やトレーニングに面白さを
見出していったら、
 
 
 
現状維持からさらに成長するための
努力も難なくできるようになります。
 
 
 
「このまま何もせずに安定を守りたい」
と思った瞬間から人生はズルズルと後退していきます。
 
 
 
マラソンも同じです。
 
 
 
人生とマラソンは似ています。
あなたがずっと同じペースで走っていても
周りや後ろにいる人がペースを上げたら、
あなたの順位は下がっていってしまうのです。
 
 
 
僕も幸せな現状を守りたいと思いつつも、
そのために努力を続けたいと考えています。
 
 
 
幸せである現状を守るために、
毎日少しずつの成長を積み重ねていきましょう。