キャッチコピーの威力

あるテレビ番組で
リサイクルショップで中古のベッドが
売れるようになった話をしていました。
 
 
 
実はそれまで、
ベッドというものは中古で購入する人は
なかなかいなかったそうです。
 
 
 
リサイクルショップでは、ベッドは
場所(売り場のスペース)をとるうえに
なかなか売れないので頭を悩ませていました。
 
 
 
そこで、スタッフが考え抜きました。
 
 
 
「どうすれば、ベッドが売れるようになるだろうか」
 
 
 
導き出したアイデアは、ベッドの側に、
このメッセージを書いたポップを置くことでした。
 
 
 
 
「どんな高級ホテルも、ベッドは中古です」
 
 
 
 
 
この意味がわかりますか?
 
 
 
中古のベッドが売れないのは
 
○そもそもベッドは価格が高い
○他人が寝たベッドは使いたくない
 
というのが大きな理由ですが、
 
 
 
このスタッフは
「他人が寝たベッドは使いたくない」
という抵抗感に着目したのです。
 
 
 
 
どんなに高級なホテルであっても
ベッドはシーツを変えたりしてベッドメイキング
されただけで、ベッドそのものを都度新品に
交換しているわけではありません。
(ちなみに僕はベッドメイキングのアルバイト経験もあります)
 
 
 
ホテルに宿泊する時、僕らはいつも
「中古のベッド」で寝ているわけです。
 
 
 
そう考えると、中古のベッドに
そこまで神経質になる必要はありません。
 
 
 
「それもそうだな、中古でもいいか」
 
 
言葉ひとつで
不安や悩み、抵抗感を小さくすることができる。
 
 
 
まさにこれが
キャッチコピーの偉大な力です。
 
 
 
そしてこのスタッフの凄さは
「価格」ではなく「抵抗感」に
着目した点です。
 
 
 
価格はもちろん中古なので
新品よりは格安でしょう。
 
 
 
ただ、それでもイスやテーブル等よりは
ベッドは高い買い物なので、
 
 
 
「どうせ高いお金を払うなら
他人の使ったベッドじゃなくて
新品を買おう」
 
 
 
という心理が働くのが
当然です。
 
 
 
だから、なかなかベッドが
売れなかったわけです。
 
 
 
しかし、
中古のベッドを売るために本当に重要なのは、
 
 
 
中古の「価格」ではなく、
中古に対する「抵抗感」だったので
 
 
 
それを一蹴するコピーを
考えたわけですね。
 
 
 
ビジネスで結果を出すためには、
このコピーライティングという
スキルはとても大切なので
ぜひ学んでみることをオススメします。
 
 
 
 
あなたの商品を売るには
何を伝えると良さそうですか?