お金への思いを解放する

「世の中お金じゃない」
 
というような言葉がありますが、
 
 
確かにこの世の中はお金が全てではありませんが、
お金があるととても豊かな気持ちになれます。
 
 
 
今日は少し贅沢をしてみようと、
高級なお寿司を食べたり、
 
 
 
特に旅行でもないのに
「たまにはホテルへ泊まってみようか」
と、気分転換にホテルに泊まったり
することもできます。
 
 
 
何でもない日常に「豊かさ」を
自由に取り入れることができるのが
お金があることの素晴らしさだと思います。
 
 
 
もちろん高級な食事や
ホテルに泊まることだけが
豊かさではありませんが、
 
 
 
それをする、しないの「選択する自由」
があるといったほうがいいかもしれません。
 
 
 
「あの人は贅沢ばかりしている」
「お金持ちは性格が悪い」
「お金で何でもできると思っている」
 
 
 
といった、お金持ちを批判する人の多くは
本当は自分もお金がもっと欲しいはずなのに
それを認めたくないからお金持ちを攻撃しています。
 
 
 
こういう状態を「認知的不協和」といいまして、
認知的不協和というのは何かというと、
 
 
 
人は自分の信念や
それまでの行動と矛盾する
「新しい事実」を突きつけられると、
不快な感情を引き起こします。
 
 
 
その結果、自分の信念や行動と
「新しい事実」のどちらか一方を否定して
その矛盾を解決しようとします。
 
 
 
これを認知的不協和といいます。
 
 
 
そのとき、信念を変えることが困難な場合には
人は「新しい事実」の方を否定しようとします。
 
 
 
例えばですが、
 
 
お酒を飲んでいる人に対して
 
 
「お酒を飲むと、早死にしますよ」
 
 
という事実を突きつけると、
自分の行動と事実の矛盾に対する不快感が
起こるわけですね。
 
 
 
これが認知的不協和です。
 
 
 
そうすると、人はどうするかというと、
当然その不快感を解消したいと考え、
2つの選択肢のどちらかを取ります。
 
 
 
○お酒を飲むのをやめるか
○事実を否定しだす
 
 
 
ということです。
 
 
 
事実を否定しだすというのは、
 
「酒は百薬の長といって
適量飲めば健康に良い」
 
とか、
 
「お酒で体を壊すよりも、
ストレスで死ぬ人の方が多い」
 
とか、
 
そういうことですね。
 
 
 
話を戻しますが、
お金をもっている人を否定する人は、
 
 
 
本当はお金がほしいのに、
お金をもっていない自分の現状に対して
否定をされたような感覚をもち
認知的不協和を起こすわけですね。
 
 
 
で、多くの人は
その認知的不協和の解消をするために
 
 
「金持ちは性格が悪い」
「威張りちらしている」
 
 
とか言ってみたり、
 
 
 
さらには
「違法なことをして稼いでいるんだろう?」
 
 
 
とか言ってしまったりするわけです。
 
 
 
何が言いたいかというと、
 
 
お金持ちになりたい人は
お金持ちやお金を否定してはいけない、
ということです。
 
 
 
お金持ちはお金持ちなりの考え方や行動、
そして価値観があるからお金持ちになっていて
それはいわゆる成功者といわれる人がもっているものです。
 
 
 
まだ、お金をもてていない人は、
お金や、お金持ちの価値観とはそういうものだと
ちゃんと受け入れていくことが大切です。
 
 
 
たいていの人は残念ながら
お金をもてていない自分の矛盾を解消するために
お金やお金持ちをバシバシと否定していきます。
 
 
 
「自分は今、認知的不協和になってしまっている」
なんてことを考えることもなく、
 
 
 
そもそも認知的不協和という言葉を知ることもなく
ネガティブな発言だったりをし続けているわけです。
 
 
 
お金とは奥が深いものです。
お金を大きく稼いだり、使ったりすると
人は罪悪感を感じたりします。
 
 
 
しかし、その罪悪感の呪縛から
解き放たれることができなければ、
お金持ちになることは難しいでしょう。
 
 
 
お金持ちになるためには
お金に対する本を読んだり、
お金への思いを解放していきましょう。
 
 
 
そういうマインドを自分の中に
作り上げていくと、お金を稼げるような
人になっていくわけですね。