安く泊まらせてくれないか

先日、知人から
「友達が宿を探しているから、
安く泊まらせてくれないか」
と連絡がありました。
 
 
 
知り合いということで、
「もちろん!ありがとう!」と、
定価よりも少し割引をして
返事を返しました。
 
 
 
すると、
 
 
「もっと安くならないか」
 
 
と、さらに安くして欲しいという
メールが返ってきました笑
 
 
 
 
さすがに、
こちらもボランティアではないので
 
 
 
予算が予め決まっているなら、
別のお部屋を探したほうがいいと提案して、
今回のお話はお受けしないことにしました。
 
 
 
もちろんこの知人は善意で
僕に連絡してくれたと思うのですが、
 
 
 
この場合は、僕と知人と、その友人の3者が
Win-win-winになるような話でなければ
成立するわけがありません。
 
 
 
①僕はお客さんを紹介してもらってハッピー
②知人は紹介をすることで僕と友人の取引を
生み出して、僕からも友人からも感謝されてハッピー
③友人はオトクに宿を見つけられてハッピー
 
 
という感じですね。
 
 
 
 
しかし、今回は知人が僕の提案に対して
「もっと安くならないか」と交渉をしてきたことで、
僕の利益を全く考えてくれていなかったので、
お断りすることとなってしまいました。
 
 
 
今回の話から学んだことは、
いくら知り合いだからとはいえ、
商売をしている人に安易に値引きを求めてはいけない
ということです。
 
 
 
相手から提案されるならまだしも、
親しい存在、近しい関係だからといって
自分や自分の知り合いに安くサービスや
価値提供をしてほしいというのは
本当に失礼な行為です。
 
 
 
本気で商売をしている人に、
その価値を安く提供して欲しいというのは、
相手の価値やサービスを安く見ている証拠です。
 
 
 
本気で相手の商売を応援するつもりなら、
知り合いだからこそ、
近しい関係だからこそ普段通りの価格を
支払うことをオススメします。
 
 
 
それこそが、
相手の商売を応援している証拠になるし、
「友達だからこそ定価で支払う」ということを
徹底すると、相手は本当にあなたに感謝します。
 
 
 
そして、
「いつもお世話になっているから」ということで、
たまにはサービスしてくれたり、
定価以上の価値提供をしてくれたりして、
お互いに良好な関係になっていけます。
 
 
 
なるべく安く提供して欲しい、ということを
身近な人から求められて毎回応じていては
商売自体が長続きしませんし、
 
 
 
商売をしている人なら、
「価値提供した分はしっかりと報酬をもらう」
という考え方でないと、たちまち
資金繰りに困り、貧乏暇なし状態になってしまいます。
 
 
 
相手を応援しているつもりで、
「安く価値提供してほしい」
という行動をしている人は意外と多いので、
気をつけましょう。
 
 
 
 
P.S.
 
最近、
インテリアデザイナーさんに
お仕事を依頼すると、
 
 
 
いつもお世話になっているので
「今回は5万円引きさせていただきますね」
と見積りがありました。
 
 
 
僕は先日のこともあったので、
「こちらこそいつもお世話になっているので、
定価でお支払いさせてください」
とお返事しました。
 
 
 
すると、
 
「ありがとうございます!
はりきってコーディネートさせていただきますね!」
 
 
 
と、本当に素晴らしいお部屋に仕上げていただきました。
 
 
 
相手の価値を尊重することで、
お互いに一つ上のレベルでお付き合いすることが
できますので、意識していくといいですね。